2010年7月11日日曜日

誰が得をするSIMロックフリー化


携帯電話で通話やパケット通信をするためにはSIMカードを刺す事が必要です。
現状、国内のキャリアから販売されている携帯電話ではSIMロックされています。
ほかの会社のSIMカードを挿入しても利用することができません。
同じ電波方式でもソフトバンクモバイル端末に、ドコモのSIMカード(FOMAカード)を挿入しても使うことができません。
これをSIMロックしていると言います。
海外では持ち主が契約する通信業者(キャリア)を選び、SIMカードを差し替える事で異なるキャリアの通信サービスが利用できます。
これがSIMロックフリーです。

ただ、日本のこれが変わりつつあります。
総務省は携帯電話のSIMロックを大幅に見直す方針を発表しました。
「解除しなさい」と各キャリアに促しだしたのです。
ただし「解除する次期や解除する端末はキャリアさんで選んでね」という少し弱い物です。

 ■総務省「SIMロック解除」指針の主な骨子

 ▽携帯通信各社が利用者視点で自主的に取り組む

 ▽2011年4月以降発売の携帯電話端末が対象

 ▽当面、法制化によるSIMロック解除は見送る

 ▽通信各社は解除のデメリット等も利用者に説明

 ▽どの通信会社でも使える端末の販売が望ましい

 ▽総務省は状況に応じて指針を見直し、対応する

それを受けて、ドコモは6日、2011年4月以降に出荷する携帯電話端末全機種について、自社回線しか使えないよう制限しているSIMロックを解除し、他社回線に乗り換えられるようにする方針を明らかにしました。同じ電波方式のソフトバンクは「それは出来ない」と抵抗しています。auは電波方式が違うため蚊帳の外ですが。

なぜ2社の対応がこんなに違うのか。
それは「iPhoneをめぐる戦い」と言われています。
ソフトバンクモバイルの孫正義社長は、「敵に武器(iPhone)は渡せない」と発言しています。
それは「うちのインフラが弱いのでインフラが整ったドコモさんにiPhoneの多くがMNPされます」と認めている様な物。事実そうなるでしょうが。

そもそも「SIMロックフリーは利用者の利便性と国内メーカーのガラパゴス化解消」が主な目的
だったはずだが…ここにきて、どうもマスコミも含め「iPhoneとiPhoneユーザーの取り合い」という側面しかクローズアップされていない気がする。

僕はその前に「SMSとMMSの各社共通規格化」を先にするべきだと思ってるんですけどね。

現状の国内マーケットと仕組みの中でのSIMロックフリーは、一体誰の為に、誰が得をする事になるのでしょうか?

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